災害時に求められるのは確かな情報です。しかし、混乱した状況では誤った情報、デマも飛び交ってしまうのが現実です。この記事では、デマに翻弄されず、正確な情報を見抜く秘訣とともに、地震・津波による大災害にどう対策すべきかを解説します。

まずは、情報源の確認、複数の情報源の比較、そして専門家の意見の参照、これらを通じてデマを見抜くポイントを理解しましょう。次に、信頼性の高い情報源の把握、SNSの情報の確認、公式発表の直接確認などにより正確な情報を得る手段を探ります。

災害を前に恐怖を感じるのは自然な反応ですが、正確な情報を元にした適切な行動で、そのリスクを最小限に抑えることが可能です。

災害時の情報の重要性とデマのシビアさ

皆さんは、突如として訪れる災害時の混乱を経験したことがありますか？災害大国、日本に住んでいれば生きている間に何回かの大規模な災害に遭遇することになるでしょう。突然の災害に見舞われた際、通常以上に求められるのが「確かな情報」です。

一方で、新聞やテレビ、SNSなどのメディアを通じて、私たちは日々、膨大な情報に触れています。しかし、その全てが確かな情報なのでしょうか？

災害時は特に、確かな情報が生命を守るための重要な武器となります。

しかし、それと同時に「間違った情報＝デマ・フェイク」もまた、生命を脅かす恐怖の原因となり得ます。

私自身も過去に、被災した際にはデマに惑わされてしまった経験があります。その時の混乱は、今でも鮮明に覚えています。また、昨日2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震においても、SNS上では救援を求めえるデマ情報や義援金名義で送金を求めるデマの詐欺情報が数多く出回りました。そうした状況から、情報リテラシーの重要性を改めて感じています。

そこでこの記事では、災害時に飛び交う情報の中からデマを見抜くための策について詳しく解説します。一体どのようにすれば、災害時におけるデマから自身を守り、誤った情報に翻弄されずにすむのでしょうか？

この情報を把握することは、あなた自身と大切な人々の命を守るために非常に重要です。ぜひ最後までお読みいただき、万全の備えをしてください。

デマを見抜くためのポイント

災害時には、「情報」はあなたの命を守るための重要な武器となります。しかし、その中には事実と異なるデマの情報も含まれていることがあります。助けを求める一方で、混乱に乗じたデマによってさらなるパニックを引き起こすという事態は避けたいところです。そこで、ここでは災害時に巧みにデマを見抜くための3つのポイントを紹介します。

情報源を確認する

まず一つ目のポイントは、「情報源を確認する」ことです。情報がどこから発信されているのかを確認することで、その情報が信頼できるものかどうかを判断します。公的機関や信頼できるニュースメディアからの情報であれば、基本的には信頼性が高いと言えるでしょう。

現代はSNSでの発信が盛んとなっていますが、素人の情報は拡散数が多くても確実に信頼できるものとは言えません。また、専門家でない著名人の発信も、しばしば不確かな情報である可能性があります。

各省庁や研究機関、権威のある大学教員などの発信源などを参照すると、情報の正確性が高い確率が上がります。

複数の情報源からの情報を比較する

二つ目のポイントは、「複数の情報源からの情報を比較する”」ことです。同一の内容が複数の信頼性の高い情報源から報じられている場合、その情報の信憑性は高まります。ただし、SNSなどの拡散数は情報源の数ではなく、信頼性の保証にはなりません。

専門家の意見を参照する

三つ目のポイントは、「専門家の意見を参照する」ことです。地震学者や気象予報士など、その分野に精通した専門家の見解や分析を参照し、自分自身で情報を解釈するための視点を得る事が重要です。

情報は災害時の行動を決定する上での重要な要素です。しかし、デマ情報に惑わされることのないよう、求める情報の確認と判断を自身で行うスキルを身につけていきましょう。

正確な情報を得るための方法

災害時、一歩間違うと重大な結果を招く可能性があるため、情報の正確さは非常に重要です。以下、確定的な情報を手に入れるための有効な手段をいくつかご紹介します。

信頼性の高い情報源を予め把握する

私自身、過去に起きた地震の際に、TVやラジオなどの情報を頼りに行動した経験があります。公的機関の発表や専門家の意見は情報の信憑性が高いため、「信頼性の高い情報源を予め把握し、常に更新されているかどうかを確認する」ことが一つの鍵となります。

SNSの情報は確認後に信じる

一方で、SNS等のネット情報は手軽に入手できる一方、その情報の正確性を保証することは難しいです。「友人から聞いた」という曖昧な情報源には注意が必要です。

ある情報を受け取ったら、その情報源を確認し、必ず信憑性の高い他の情報源で裏付けを行うべきです。

公式の発表を直接確認する

情報の早期取得のために、自分自身で公式の発表を直接確認する習慣を持つことをおすすめします。私は過去に、信じていた情報がデマであったことに気づき、その後からは地元の市役所や防災センターの公式発表を確認するようにしています。

情報の取得には慎重さが求められます。デマに惑わされず、正確な情報を取得し、行動することが生命を守るために必要です。ぜひこの記事を機に、自分自身の情報収集方法を見直してみてはいかがでしょうか？

まとめ：デマに翻弄されず、正確な行動を

この記事では、地震や津波などの災害発生時に飛び交う悪質なデマやフェイク情報からあなたを守るために必要な情報をご紹介しました。

この記事で紹介した内容をしっかりと頭に入れ、一人でも多くの方がデマに翻弄されずに、正確な行動を取ることができるように願っています。