羽生結弦さん、衝撃の離婚発表。その衝撃の理由とは?【執拗な誹謗中傷やストーカー、悪質マスコミが招いた悲劇】
オリンピックや世界選手権、グランプリファイナルなど、フィギュアスケートの世界で数々の偉業を成し遂げてきたプロフィギュアスケーター羽生結弦さん(28歳)が涙の離婚発表を行いました。羽生さんは2023年8月に結婚発表をしたばかりの事だったので、今回の離婚発表には世界中のファンが衝撃を受けました。一体どのような出来事が羽生さんの離婚という決断に繋がったのでしょうか?そこには様々な理由が存在するようです。この記事では、羽生さんが離婚を決意するに至った衝撃の理由をまとめていきます。
目次
羽生結弦さん離婚発表!衝撃の理由
SNSで離婚を発表
2023年11月17日の深夜に、羽生さんは自身のSNSで離婚を発表しました。その理由は後の項で説明していきますが、SNSで綴られたコメントによって羽生さんとその関係者が置かれていた深刻な現状と様々な苦悩が明らかになりました。
応援してくださっている皆様へ
いつも暖かいお言葉や応援、ご声援、本当にありがとうございます。
私事ではありますが、皆様にお伝えしたいことがございます。私は、一般の方と結婚いたしました。
互いを心から尊敬し、大切にしていく覚悟を持って結婚いたしました。
それぞれを守るために様々なことを考えながら共に乗り越え、過ごしてきました。
そんな生活の中で、お相手は、家から一歩も外に出られない状況が続いても、私を守るために行動し、支えてくれていました。現在、様々なメディア媒体で、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして、私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています。生活空間においても、不審な車や人物に徘徊されることや、突然声をかけられることもあります。
私たちは、共に思い悩みながらも、このような事態から、互いをなんとか守っていけるように努めてきました。
しかし、私が未熟であるがゆえに、現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした。
このような状況が続いていく可能性と、一時改善されたとしても再びこのような状況になってしまう可能性がある中で、これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました。これからは、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々、また、私の親族、関係者に対しての誹謗中傷や無許可の取材、報道等、迷惑行為はおやめください。
心より、お願い申し上げます。この先も、前に進んでいきます。
これからも、よろしくお願いいたします。羽生結弦
羽生結弦さんの公式X「羽生結弦official_Staff公式」より
離婚の原因は誹謗中傷とストーカー行為、悪質なマスコミ — 大切な人と自分を守るための決断
羽生さんが離婚を決断した主たる原因は、インターネット上で横行している誹謗中傷とストーカー行為であったとのことです。また、羽生さんのプライバシーへの配慮を欠いたマスコミによる執拗な取材も離婚の一因になったとのことです。それらの負担が羽生さんの幸せであったはずの結婚生活に大きな影響を与えました。
羽生さんは苦しい現状を乗り越えるために沢山の試行錯誤を行ってきました。しかし、残念ながら状況が改善することはありませんでした。そして、大切な人と自分を守るために真剣に考え抜いた結果、離婚という決断に至ったとのことです。
ファンの反応
羽生さんのファンは、羽生さんの大切な人達の事を思っての決断やその苦悩に大きな共感を覚えたようです。そして、改めて羽生さんに対して敬意を示すと同時に、羽生さんを追い込んでしまった誹謗中傷やストーカー行為、配慮に欠いたマスコミの体制に対して大きな憤りを覚えたようです。また、マスコミの責任を他人事であるかのように伝えるマスコミ記事やマスコミの責任に関する文言を削除したマスコミ記事などの各種マスメディアの振る舞いは、羽生さんのファンから大きな反感を買っているようです。
浮き彫りになる著名人の権利侵害
羽生さんに限らず有名人のプライベートな時間や個人情報など、人としての様々な権利は尊重されなくてはいけません。彼らも普通の人と同じように、家族や友人との時間を大切にし、プライベートな空間を持つ権利を持っています。しかし、今回は心無い誹謗中傷やストーカー行為、悪質なマスコミがその権利を侵害し、悲しい結果を招いてしまいました。
今回の羽生さんの離婚発表は、有名人であっても1人の人としての権利があり、それを侵害したり、壊したりすことは許されないことを改めて世間に考えさせるものとなりました。
繰り返される誹謗中傷
今回の件でも、誹謗中傷による精神的被害が指摘されています。女子プロレスラーであった木村花さんの誹謗中傷問題を皮切りに、近年、頻繁に誹謗中傷被害が問題視されています。これほどに問題視されているのにも関わらず、なぜ誹謗中傷は繰り返されるのでしょうか?
その第一の原因は、インターネットやSNSが普及し、人々が顔を合わせずに匿名で無責任に意見や攻撃的なコメントを投稿・拡散しやすくなったことがあげられるでしょう。また、有名人や公共の人物は注目を集めやすく、その行動や言動が広く知られるため、批判や攻撃の対象になりやすい状況にあります。
しかし、誹謗中傷は被害者の精神的健康や心理的な安定に深刻な影響を与えますし、時にはその命をも奪ってしまいます。また、誹謗中傷は社会全体の雰囲気を悪化させ、対話や建設的な議論を阻害します。これは社会の健全な発展を阻害する可能性があります。
繰り返される誹謗中傷被害を受け、近年は加害者の個人情報開示の簡素化など、様々な面で誹謗中傷に対する法的な改正が行われています。また、世間の誹謗中傷に関する問題意識もかつてないほど高まっています。私たち自身も常に被害者にも加害者にもなってしまうリスクがあり、常に私事として誹謗中傷問題に向き合っていくことが重要です。
行き過ぎたファンによるストーキングや誹謗中傷
今回の件は、ファンの在り方に関しても再考する機会となりました。近年、様々なシーンで「推し」という言葉を耳にするようになってきました。「推し」は熱狂的なファンの応援対象で、元々はオタク業界で使われてきた言葉です。しかし、現在では、オタク業界外でも「推し」という言葉が一般的になってきています。それには、スポーツ界での応援も含まれ、世間には多くの羽生さん推しのファンがいらっしゃいます。
「推し」を持つ人々の多くは、誰かの事を心から応援することが出来る素敵な人々です。しかし、有名人に対して依存心や所有欲、恋愛感情などを抱いてしまうと執拗なまでの執着や過激な行動に走ってしまうことがあります。その結果、羽生さんの離婚の原因にもなったストーキングやプライバシー侵害をはじめ、時には暴力的な行為などの悲劇的な結果を招きます。これらは全て、被害者となる「推し」やその周囲の人々に大きな危害を及ぼす可能性がありますし、加害者となった「ファン」にとっても「推し」を失ってしまうなどの悲劇的な結果を招く可能性があります。
ファンからの熱狂的な応援は「推し」にとっても必要不可欠でしょう。また、「推し」に無償の愛を捧げ、応援をし続けられるファンの方たちはとても素敵だと思います。しかし、応援の気持ちの方向が変化し、独りよがりな思考などになってしまったら要注意です。そのような時には、一度「推し」と距離を置いてみたり、友人やカウンセラーに相談してみたりするなどの対策が必要となります。また、1人で応援を続けているとそうした自分自身の変化に気付けないこともあります。よって、自分自身に何か変化があった時に気付いてくれる応援仲間を見つけることも大切でしょう。
行き過ぎたマスメディア
今回は、羽生さんとその大切な人のプライバシーをマスコミが侵害し、罪のない人の幸せを奪う結果を招きました。マスコミは、今回の件に限らず、視聴率や発行部数などの数字が得られそうなネタを得るために手段を選ばないことがしばしばあります。また、そうした数字に悪影響を及ぼす、自分たちにとって都合の悪い真実は選択的にリリースしないという手段も取ります。これは、最近問題となった旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川氏によるジュニアへの性加害問題におけるマスコミの責任でも言及されたのが記憶に新しいかと思います。
最近はSNSの普及により一般からの情報の拡散力の方がマスコミを上回ってしまう事があったり、以前は隠蔽できた事象が隠蔽できなくなって来たりして、多くのマスコミの問題が指摘されるなど、マスコミはかつてないほど難しい状況にあるでしょう。そして、そうした状況の中でも、少しでも世間に注目される情報を入手することなどに必死になってしまっているかもしれません。しかし、どんな状況であったとしても個人の権利を侵害したり、一般的な倫理観を破るような取材や報道は決して許されません。
羽生結弦さんの離婚発表のまとめとこれから
羽生さんの離婚発表は、多くの人々に衝撃を与えました。そして、その理由となった誹謗中傷やストーカー、悪質なマスコミによる権利侵害などは大きな物議をかもしています。
今回の件に限らず、行き過ぎたファンや悪質なマスコミが、有名人の幸せを奪うことは許されません。
私たちは、誰かを応援する時の応援の仕方には常に気を付けなくてはなりません。マスコミは決して個人の権利やプライバシーを侵害するような取材や報道をしてはいけません。また、何かを発言する時は、その言葉を受け取る相手の立場に立って、相手を傷付けてしまわないかしっかりと考える必要があります。
羽生さんの離婚発表の意味とその理由を、世間全体でしっかりと受け止め、考え続けていく必要があります。